映像は何を支配し、何を解放するのか映画の領分が始まる。

      2021/08/08

1バーグマン - コピー

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映画がおもしろいのは映画には創出すべきものは18P
なにもないからである。

映画は音楽を組立てるのと同じやり方で組立てられた
絵画である。

ただ見つめればよい。
ジャンリュックゴダールはこのように言った。

創出すべきものを持たない映画は、誕生以来、文学を
演劇を、オペラを映画それ自体を取り込んでいった。

オーソン・ウェルズの「市民ケーン」の冒頭は映画的27P
なお手本を示してくれる。

記憶とは別の記憶の隠ぺいにほかならない。28P
このようにフロイトは説く。

「勝手にしやがれ」で全世界の映画文法を塗り替えた96P
ジャンリュックゴダールは2020年12月で80歳をむかえた。

「盲目なのは動物ではなく、人間の方だ。人間は意識(良心)101P
によって盲目にされ、世界を見つめることがかなわない。

世界は外側ということだとリルケは書いた。それがわかるのは
動物の眼差しを通してである。」

「映画の領分」四方田犬彦著岩波書店引用

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