赤ん坊少なく高齢者多く時代の変化に置き去りの「戸籍制度」。

   

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「そもそも夫婦はなぜ異性なのか」という質問をした人がいるが
一般的に男性は女性に魅力を感じるから、恋愛がはじまる。

婚活という言葉が今だに幅をきかせているが、結婚をスタートに
するかぎり、障害物は多く「家制度」もその一つだ。

子供を産むという営みは、結婚を前提にするかぎり、「結婚」
という大きな山が立ちはだかり、そこで挫折する。

日本の出産数推移は2019年86万5234人、2018年91万8400人、2017年94万6000人
2016年97万6900人、2000年119万人、これが20年間で生れた赤ん坊の数だ。

2000年から32万500人減少した。
一方亡くなった人は2017年134万人、2010年119万人、2000年96万人、1990年82万人

1980年72万人で、37年で年間62万人増加している。
問題は日本の人口を何万人で維持するかであり、8000万人ならば100年間80万人の

赤ん坊を産めば維持できる、亡くなる人の数は人口動態に影響を与えない。
死者を待ち受けているのは、団塊の世代が90歳を超える2040年火葬場問題である。

日本に1年齢80万人の人口がいれば20歳から45歳までで2000万人の出産適齢期数になる。
男女1000万のカップルがいて8%のカップルが一人、4%のカップルが二人赤ん坊を産めたら

80万人の新生児が誕生する。
4%のカップルが二人赤ん坊を産むインセンティブ政策を国が作れば良い。

一人500万、二人1000万円のボーナスをプレゼント、今の日本はこれくらいの政策を
ドラスティックにやらなければ、滅亡する。

結婚に話題を戻すと、日本の「生涯未婚率」は1987年まで4%と穏やかに推移してきたが
1990年から特に男性の比率が上がり、2015年には23%になってしまった。

女性は14%で、2005年から急上昇している。
これはどうみてもバブル崩壊と2000年代の非正規雇用が生んだ社会の悲劇だ。

男性で女性と一度も交際をしたことのない人が増えている。
恋愛が苦手という男がいるが、恋愛が得意という奴は昔のプレイボーイだ。

重要なのは「出会い」だろう。
「男女雇用機会均等法」というものは何のために作られたのか。

雇用において女性の立場を重視し、雇用の機会を平等に扱うことは大切なことだが
それで社会が壊れ、男女ともにマイナス要因が生れたのでは本末が転倒する。

女性の方が生涯未婚率が男性より9%低いわけだから、男の所得をアップさせ
経済力をつけさせれば、1000万組の9%である90万人の恋愛機会が生れるという発想は

あまいだろうか。
1万年前の縄文時代に26万人が人口のピークであった。

13万組の縄文人が子孫を残す機会は、現在の500万分の一の世界である。
30歳が平均寿命で15歳から子供を産んで15年育てて親は亡くなったのである。

「平成家族」朝日新聞取材班朝日新聞出版参照

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