「資本主義」は特殊な文化を背景にもつ倫理に規定されている。

      2021/01/31

DSC07907

DSC07173

資本主義の始まりは12世紀から13世紀であり、イスラム勢力が
強い時代であった。

世界市場ができて、企業の統一原理になったのは16世紀あたり
である。

大航海の時代である。
しかしオスマントルコ帝国のスレイマン皇帝が1566年に亡くなり

ヨーロッパ地域経済は大西洋をわたり世界経済になる。
オランダ、イギリスが海を支配することで資本主義が世界を覆った。

現在、21世紀の「利子率革命」が起きている。
日本の10年国債の利回りは1997年に2%を切ってから2021年の現在まで

ゼロパーセントに近い状況である。
米、英、仏、独、伊でもすべて2%を下回っている。

16世紀の低金利は、1622年にヨーロッパの決済の中心地がジェノヴァから
アムステルダム移ったことで、ジェノヴァの金利は4%に高騰しました。

利子率革命は国家が資本を過剰なまでに蓄積することから始まる。
1772年のオランダは2.5%まで利回りが低下し、これ以上投資しても

「限界利潤率」は増加しなくなった。
第四次英蘭戦争(1780~1784年)を経て覇権はオランダからイギリスへと

完全に移行した。
イギリスの超低金利は1896年から三年間2.2%台まで下がった。

ドイツ、アメリカの工業力がイギリスを追いこす時期である。
資本を過剰に集める国が覇権国に他ならない。

過剰資本が成長率を高める。
設備投資が過剰ストックを作り、輸出比率が高まり、富が巨額になる。

アメリカには20世紀はじめまで連邦準備制度がありませんでした。
個々の銀行が自分の金準備を裏づけにして、銀行券を発行していた。

覇権国とはチャンピオンのことではなく、世界のルールも提供できる
国のことであり、中国にはそれがありません。

「資本主義という謎」成長なき時代をどう生きるか
水野和夫、大澤真幸著参照

 

 - 歴史