「ヤポネシア」はDNAが中国人や東南アジア人と相異する。

      2021/01/30

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日本人の源流すなわち「起源」を解き明かす試みがある。
自分の起源は、両親、祖父母が4人、曽祖父母8人そして4代前は16人

5世代前は32人、6世代前の先祖は64人である。
仮に1世代を25年とすれば6世代前は今から150年ほど前になり明治維新だ。

現在の日本の人口は1億2400万人である。
6代前の先祖を合計すると80億人になる。

150年前にそれほど多くの人口が日本列島にいたわけではない。
これは「延べ人数」であり、実際に存在した人数ではなく、人数が少ないのは

同じ人間が複数の人の祖先になっていることが、とても多いからだ。
つまり我々はみな親戚であり、DNAでつながっているのだ。

わたしたちの祖先は、遺伝子的に近い遠いの差はあれ、親戚どおしで結婚を
くりかえしてきた。

由緒ある家系を誇らしげに語る人がいるが、かりに20世代前、およそ500年前
までさかのぼると、ひとりの人間の先祖の「延べ人数」は2の20乗であり

100万人をかるく超えてしまう。
実際の先祖の数は、先祖の重なりがあるために数千人が一人の先祖となっている。

家系とはあまり意味のないものである。
数千人のDNAが少しづつ受け継がれ、現在に生きている一人の人間がいる。

日本では縄文時代に、北海道から沖縄まで日本列島全体に縄文時代人が住んでいたが
弥生時代になり、大陸から渡来した人々により3000年ほど前に水田稲作が伝えられた。

当初は九州北部地帯であり、九州南部、中国四国、近畿、中部、関東、東北へと
ゆっくり伝わっていった。

「耳垢型」という形質がある。
湿型と乾型があり、前者はネコミミ、後者はコナミミともよぶ。

耳垢型は16番染色体上にあるABCC11遺伝子の生じる2種類のタンパク質によって
湿型と乾型が決まる。

日本人は乾型の人が80%以上である。
乾型は機能のないタンパク質をつくる遺伝子を両親から伝えられている。

ヨーロッパ人は湿型が多い。
アフリカは100%。

核DNA解析でたどる「日本人の源流」斎藤成也著 河出書房新社参照

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