エジプトのフィエログリフに「最近の若者は」と書いてある。

      2021/01/29

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いつの時代も年寄りは若い者に対し、日本語が稚拙になっている
と苦言を言いたがるが、子どもたちの日本語運用能力が低下している

という「定点観測」に基づくデータは無きに等しい。
むしろ漢字の読み書きは20年前から30年前と比較すると現代の子どもたちの

のほうが優れているという報告がある。
それでも今の子どもたちの日本語に危険信号が灯っている。

最近の子どもたちは「語彙」は豊かになったが、「和語」に弱くなっている。
LINEをはじめとしたSNSの広がり、家族形態や住環境の変化、英語教育早期化だ。

まともな大人が聞くと、気持ち悪くなる言葉「きもい、うざい、やばい」は
言語表現の破壊の進行である。

「きもい」は煩わしい、うんざりする、という意味に使われる場合と不愉快だ
不快だなど、呆れる、唖然とする、仰天するなどもある。

つらい、嫌悪するやへこたれる、打ちのめされるというのもある。
日本語は他言語と比べて心情表現が多彩と言われるが、きも、うざ、やばは逆をいく。

LINEにおける「スタンプ」と「絵文字」は豊富な感情表現を学ぶことを阻害する
可能性がある。

「サザエさん」は7人家族で、「クレヨンしんちゃん」は核家族である。
しかし「サザエさん」を視聴する子供たちはいないのである。

親が子供に見せたくない番組は昔から多数存在したが、そんなものは大人になれば
過去の記憶として忘れてしまい、大した問題ではないのである。

「LINEで子どもがバカになる」矢野耕平著 講談社プラスアルファ新書参照

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