「文語」とはヨーロッパでいえばラテン語にあたる。
2021/01/02
現代語の「アクセサリー」は古語では「よそひ」であり
源氏物語に「かの山里の・・ことさら装ひもなく、事そぎて」とある。
「よそほい」は平家物語に「暁の露、珠を垂れて、蓮座の装ほひを
添うとかや」である。
良く使われるのは「瓔珞(やうらく)」で、奈良法輪寺に会津八一の
歌碑に「くわんおんの しろき ひたひに やうらくの かげうごかして かぜわたる みゆ」とある。
「遊」あそびにんは古語で「いろごのみ(色好み)」竹取物語に
「色好みといはるるかぎり五人」とある。
「愛しい」とは「うつくし」である。
「かなし」でもある。「あはれ」「なつかし」だが、中世に「いとおしい」となった。
「かわいい(可愛い)」は「めぐし」である。「かなし」でもある。
「うつくし」「めづらし」「をかしげ」とも使われる。
「関係」は「よすが、よすか」、「たより」「えん(縁)」「ゆかり」
「かかはり」「てづる」となる。
「そうだんする」は「はからう」「かたらふ」「はかる」最後には
「談合」となる。
「なっとくする」は「うべなむ、うべなふ」である。
浄瑠璃の「女殺し油地獄」には「がってんす、がてんす」がある。
「現古辞典」いまのことばから古語を知る 河出文庫参照