人間的、あまりに人間的ニーチェ。

      2020/12/02

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「生涯学習」という言葉は間違っている。
学習は大人のすることではない。

小学校上がりたての字をやっと覚えた事もたちが
手本の字をまねて書くのが学習である。

初めて筆をとった人が書くのは習字であり書道ではない。
学習はLEARNではなく、STUDYである。

大学へいって行うことは授業で受けたことをすべてノートする
ことではなく、自分で本を読んで学習することである。

ニーチェは「人間的、あまりに人間的」の断章に「知ではなく
能が学問で鍛えられる。一つの厳密な学問をしばらくの間厳密に

やってきたことの価値は、格別その成果に基づくというわけではない
なぜならこういう成果は、知るにあたいする事柄の大海に比して

消え去るほど小さい一滴にすぎぬだろうからである。しかしそれは
エネルギー、推理力、持久力の強靭さなどを増大させる」と書いた。

勉強によって得られる知識の効力よりも、勉強をすることで身につく
能力のほうがあとあとになって広く応用がきく。

つまりテストの点数が高くても本人の能力の高さを証明している
わけではない。

本人は人生においていくらでも融通が利くもっと大事なことを自分に
体得させているかもしれない。

そのために独学は重要な手段である。
学校は存在しないでもかまわないのか。

人間の頭は独自に新しく考え、これまでになかった見解や推論を
生み出す能力を持ち、独学の最終目的はそこにある。

読書によって、効果的な表現方法が身に着く。
プロの書き手が表現に秀でているのはたくさんの読書によって

培われてきたからである。
本が好きだという理由だけではない。

人間の現実の行いが知恵によって裏付けされた配慮あるもので
あるときにこそ、教養という言い方が身についたものになる。

参考書
小林秀雄「考えるヒント」文春文庫、西部邁「学問」講談社

「独学術」白取春彦著参照

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