生命の起源はタンパク質やDNAなど高分子の進化が鍵である。

      2020/10/25

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生命が地球に発生した物理的理由は、その後に生物が進化したことと同じく
熱の放出によって地球のエントロピーが減少したことによる。

エントロピーが小さくなると、熱力学第二法則にしたがっていろんなものが
秩序化する。

CRダーウィンが「種の起源」を著したのは1859年、Lパスツールが「自然発生説の検討」
を著したのは、その2年後の1861年であった。

「種の起源」では、究極の祖先も自然に発生したことになり、結果として
生物自然発生説になる。

かたや後者は、生物自然発生説の否定実験を記述した著作である。
これはパスツールフラスコによる実験です。

両書は「その時代の論理矛盾」であった。
時代の論理矛盾に答えたのは、半世紀後の1924年、ソ連の生化学者AIオパーリンの

著書「生命の起源」でした。
これは有機分子の進化を考えた新しい概念であった。

46億年前何らかの原因で、宇宙空間に希薄に存在していた星間物質の分布にゆらぎ
が生じ、密度の高いところを中心に収縮と回転を始めたことが、太陽系の始まりで

あるといわれている。
星間物質は宇宙スケールで膨大な量が凝縮すると、中心部では核融合反応で原始太陽が生れる。

地球は45億5000万年前頃に現在と同じ大きさになったと推定される。
創世記の地球は高温の溶融状態になった。

地球表層のマグマの海は、地球を構成する主成分の鉄やケイ酸塩を誘拐する1200度C以上の
高温であるから、そんな高温に接する大気は徐々に酸化していく。

それでは生命の素となるアミノ酸など生物有機分子がどうやって地球上に現れたのか。
20世紀末にはその起源さえわからなかった。

2005年には隕石の重爆撃は太陽系の惑星軌道のゆらぎによって生じたもので、衝突体の
ほとんどは火星と木星の間にある小惑星帯を起源とする小天体であろうと推定され

2012年には、隕石の源が小惑星帯のうちでも火星側であろうと位置の解明がなされた。
当時の地球はプレートテクトニクス(40億年前)が機能し始めたばかりで大陸は発達していなかった。

生物の発生である高分子化とはアミノ酸がタンパク質に進化することであり核酸塩基が
連なってRNAやDNAになる過程のことです。

生命が発生するのは今から38億年から37億年前のことです。
「生命誕生」地球史から読み解く新しい生命像 中沢弘基著 講談社現代新書

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