学問の基本は、最後は独りで拓いていくものだ。

      2020/10/15

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どんな類の学問でも、すべての人が学ぶ命題はひとつで、それは
人間はいかにして生きていけばよいか、という一点である。

学校ではなかなか学べない。
若いうちにさまざまなものを見ること、旅をすることである。

人生において恋愛のかたちは、みんな違っていて、ひとつとして
同じものはない。

若いときに恋い焦がれていたが、言いだせずに歳を経てしまった
こともあるだろう。

しかし、その経験が今の自分を作ってくれている。
戻れないことだが、大切にしなければならないものを、どれだけ

持っているかが、その人のゆたかさや、こころの幅を作ってくれる
のだろう。

生きるということは大変なことである。
家族がいればなおさらであるが、独り身はさらに厳しい。

菊池寛に「狐を斬る」という小説がある。
男の本当のやさしさというものは、不器用で、かっこよくないものである。

独り身は自由だが、人がそれぞれ自分の生き方を選んで生きていくことは
人生における尊厳で、人間の品性である。

会社においても、夫婦の関係でも、事実を話さないことにより物事が円滑に
運ぶことは山ほどあるようだ、「言わずもがな」ということである。

間がもたない、という人がいるが詰まらぬ話をするくらいなら、黙っていた
ほうがよく、座持ち話などは邪魔になるだけである。

妻の過去を問いただす夫がいるようだ、そんなことを話すことで苦労を感じて
いる妻はなおさら重荷になり、ギクシャクする、大人の男は覚悟が必要だ。

女が小さな嘘を男について、男が騙されるほうが世の中は上手くいく。
剃刀みたいな男はたいしたことはなく、受け流せる奴ができる。

伴侶を労わるのが男の努め。
すこしくらいの浮気はゆるしてもらえる。

「男と女の絶妙な話」伊集院静著 文藝春秋参照

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