柄谷行人は「憲法九条は超自我かつ文化」で無意識問題とした。

      2020/09/05

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聖徳太子1

藤原正彦が「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる
日本国民の精神性は、文明史上、世界に冠たる尊きものであった

ということを書いているが、個より公という思想が忌まわしき
軍国主義と翼賛会を生んだのである。

戦後、日本人は行きすぎた経済至上主義をとり、海外から非難を
あびたことを経験したが、21世紀に入り文化や自然、都市環境に

たいする考え方においては、欧米に引けをとらない評価を得ている。
人口減少という国難は、勉強をせずビジョンを持たない政治家が

25年前の1995年以来、この問題を放置したことに原因がある。
現実には団塊世代の二世が子供を二人以上生まなかった時点で現象は

見えていたのである。
それが1995年である。

この人は、日本人は世界一勉強しない子供たち、と発言しているが
どこにその様な根拠があるのでしょう。

そしてまた教育現場で、教師が日本は恥ずかしい国である、と生徒に
教えたと言っていますが、私は昭和32年に小学生になり昭和49年まで

学校で学びましたが、ただの一度も日本が恥ずかしい国であるなどと
教わったことありません。

藤原という人は私と八歳違いだから、昭和24年に小学校に入っている。
昭和24年という年はまだ食うことに精一杯で、日本がどうだなどと言う

余裕はなかったはずである。
このような人間の指導を受けた御茶ノ水女子大の学生は気の毒である。

日本人が自国を誇りに思わないのは、賄賂まみれの議員とコロナが流行
しても、ボーナスが下がらない官僚の存在によります。

このような文章もある、日本は帝国主義、共産主義、そして新自由主義
と、民族の特性にそぐわないイデオロギーに明治の開国以来、翻弄され

続けてきた。
まず、帝国主義は山縣有朋が統帥権をつけた明治憲法を作ったことによる。

共産主義は思想だけ、新自由主義は1997年のアジア金融ショックの結果
山一証券、三洋証券、拓殖銀行が倒産、その後に市場至上主義が導入され

2012年に今の内閣が日銀を抱き込んで、金融バブルを起こし国民を不安に
おとしめたものだ。

この人は、個人の尊重はどうしても嫌らしい。
おまけに軍隊を作り、戦前の軍国主義に戻したいようだ。

憲法とは権力者を抑え込む、国家としての理想を述べた法律に対する
法であることを理解していない。

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