北ほど気温が低く、標高が高いほど気温は低い、結果雪が降る。

      2020/08/28

DSC08229

DSC08209

緯度が高いほど寒いのは、太陽光線が斜めから入るためであり
赤道では直角に光が当たる。

斜めに光が当たれば、エネルギー量は減ることになる。
従って高緯度の地方は寒い。

中緯度に位置する日本は、季節風(モンスーン)が吹きます。
日本には東アジアモンスーンとインドモンスーンが影響します。

冬型の気圧配置のときに吹く北寄りの風は、もともと非常に
冷たく乾燥した風なのです。

冬のシベリア、ヤクーツク盆地は最低気温が零下70度にも
なります。

大陸には海のような大量の水蒸気の供給源がなく、気温も低すぎ
て水蒸気をほとんど含むことができません。

水蒸気は気温が高いほど多く含むことが可能です。
ニセコスキー場にたくさんの雪が降る理由は、冬の季節風のほかに

日本海の存在があります。
乾燥した冷たい空気が、海流で暖かい日本海から多量の水蒸気と

熱をもらって湿った空気に変わります。
この空気は、日本海上で雲を作りながら日本にやってくる。

気象衛星ひまわりの写真を見ると、この雲は筋状の雲となり
日本海側の地方に雪を降らせます。

奥羽山脈や羊蹄山、大雪山にこの雲がかかると冷やされて
大雪になります。

日本の大雪は18年の周期で起きます。
古くは敗戦の年昭和20年、次が昭和38年のサンパチ豪雪、

昭和56年のゴーロク豪雪がありました。
この年は新潟県十日町で積雪391センチ、小出で363センチ

となりました。
日本の観測史上一位の積雪は滋賀県伊吹山の11メートル82センチです。

 - 勉強