戦前から継続存在する家父長制が日本に子供が減少する原因。

      2020/07/25

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日本の婚姻率はどんどん下がっていきます。
少子化の原因は婚姻率が低下しているからだと言われます。

しかし、婚姻率は人口全体に占める結婚件数のことなので
結婚世代の人口が減れば下がるので、あてにはならない。

ということは、晩婚化と非婚化が少子化の原因になる。
晩婚化の年齢は年々一貫して上がっていき、1950年には

男が26歳、女が23歳だったものが、2013年には男30歳過ぎ
女は29歳という状態だが、これは21世紀に入り顕著になった。

男女雇用機会均等法だけ作って子供を産む環境と産んでからの
育児支援を行わなければ、子供を産む気にはなりません。

国の政策担当者の家族が何人なのか調べれば、少子化対策が
いかにいい加減か解かります。

晩婚化とは今や非婚化のことです。
生涯非婚率とは50歳の時点で、一度も結婚経験のない人の割合です。

私のまわりにも、40歳ちかくになって未婚者が8人います。
この人たちの中の男性が30歳以下の女性と結婚しないと子供は産めません。

本人が女性だと既に出産は不可能です。
政府は何を考えたのか、「希望出生率1.8人」目指すといっているようですが

欧米のように「婚外子」に手厚く政策を打たないと、すべての女性が子供を
1.8人産むわけではないので、半分の女性しか結婚しないと3人から4人子供を

産まないと、希望出生率1.8人は望むべくもありません。
まさの妄想の政策となってしまいます。

近代的家族とは平等で民主主義的な家族ということですが、近代家族は近代に
なって登場したもので、夫婦中心性で夫が亡くなったら弟が兄の後釜に座る。

妻が死んだら実家から妹が婚家に入るというものです。
兄弟姉妹逆縁婚です。

二つ目は子供中心性。
家族は子供を産むためにあり、生れなければ養子をとる。

三つめは血縁の凝集性。
直系血縁で固まり、傍系親族や非血縁者を排除した。

近代家族には少子化が発生します。
核家族は近代家族なのです。

日本で婚姻外出生率が高くならないのは不思議なことです。
2008年その割合は2.1%です。

スウェーデンは54.7%、フランスは52.6%、デンマークは
46.2%、イギリスは43.7%、オランダは41.2%であり1980年

と比べ、オランダは10倍、フランスは4.5倍、イギリスは
4倍弱アメリカでも2倍以上と欧米は婚外子が増えています。

お母さん一人でも安心して子供を産み育てられる社会を作れば
子供は必ず生まれてくれます。

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