人には刺激により反応が変わるトランジットポイントがある。

      2020/05/31

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トランジットポイントとは中継地点のことです。
生理学では「閾値(いきち)」といいます。

日常で、この閾値をうまくコントロールしてやることが
生活仕事において重要な役割をはたします。

我々は「道」というものにたいして、二つの基本的な
気持ちをもちます。

どこか先へ行きたい、という衝動と、それとは逆の、何かが
やってくる、という畏怖の気持ちのふたつです。

「ここ」と「むこう」を結ぶもの、それが道なのです。
多くの映画のラストシーンには道を去る主人公が登場します。

チャールズ・チャップリンは「街の灯り」、フェデリコフェリーニ
は「道」で、継続への憧憬があると告げました。

道は中国では「タオ」といいます。
タオイズムの根源は多元的です。

タオイズムのルーツには老荘思想を背景にした無為自然の考え方
そして神仙思想、第三に易や陰陽五行を原理にした陰陽思想

神秘思想、風水思想、鬼神の祭りそして民間信仰など複雑多様な
哲学、呪術がまじっています。

老荘思想は「無」を遊ぶ思想です。
ヘラクレイトスよりもっと徹底して相対虚無の世界に生きること

を説き、それゆえに人は本来の自然の道に帰ることができると
いう。

「道は一を生ず。一は二を生じ、二は三を生ず。三は万物を生ず」
というのは宇宙の原理の中心にあるコンセプトである。

タオイズムを知ることは日本の思想史や文化史を知るうえで重要である。
謡曲の世界にもその感覚がただよい、月見の風習にも影響がある。

道には情報が往来している。
ユークリッド幾何学は測地学を前提に発展した。

この幾何学では「平行線は交わらない」という考え方が絶対的に
信じられてきた。

しかし線を光の走りとして考えると、平行に進む光の線は空間の
中で交わってしまったり、開いたりする。

光の通る道には二つの空間のパターンがある。
ひとつは球体の凸面のところを円に沿って動くもの、もうひとつは

凹型の空間を通る光です。
この凸空間をリーマン空間といい、凹空間をロバチェフスキー空間という。

ニコライ・ロバチェフスキーは1826年ロシアのカザン大学で
「非ユークリッド幾何学」の誕生を宣言した。

ユークリッド幾何学は平坦な世界でしか適用しないものです。
ロバチェフスキーは平行線が交わることこそが、現実であり

交わらない世界は仮の世界だと考えた。
ここに「空間の絶対性」は崩壊します。

「光は空間の曲率に沿って最短距離を進む」ことが明らかになった。
このことがアインシュタインの相対性理論を生むことになります。

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