電荷や質量のないニュートリノはイタリアのフェルミが発見。

      2020/05/29

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チベットの神秘的な伝説には、全宇宙が蜃気楼という考え
が見られる。

哲学者である僧は、弟子に次のような問いを発することが
しばしばある。

「旗が動いている。動いているのは旗か、それとも風か」
対し「おまえたちの心が動いている」というのが答えであり

この解答は現代の神経生理学にも量子力学にも共通するものだ。
チベット人は、アイデアを物理的な形態として具現化することが

可能だと信じている。
ただし、それと一致する物理的実体がすでに存在していなければ

創造物を作ることは最初から不可能だとされている。
今世紀初頭に14年間チベットに滞在し、現在でももっとも洞察に

富んでいると思われるチベット神秘主義の研究を行ったアレクサンドラ
デヴィッド・ニールは、強力な思考の集中を使った「タルパ」と

呼ばれる幻影を発生させる技術について報告している。
彼の場合、同居した僧は旅行にも着いてきた。

そのうち幻影は他人に見えてきて、人は彼女に友人のラマ僧のこと
を尋ねたりした。

この段階に入って彼女は幻影を消すことを決心した。
1917年の夏、当時16歳と10歳のエルシーライトとフランセス・グリフィス

はヨークシャーのコティングリーにある彼女たちの家の裏の谷間に行き
「小人や妖精」の集団と親しくなり、彼らと遊んで毎日を過ごしていた。

親の不信感を取り除くために、エルシーは父親のカメラを借りて、妖精
たちを撮影したのである。

みごとに妖精たちをとらえたその写真は1920年に「ストランド」誌に掲載
され、写真の専門家が見ても偽物だという証拠を見つけることができず

撮影された状況を考えてもペテンの可能性は考えられなかった。
しかし、妖精など存在するはずがないのだから写真は偽物にちがいない

というのが専門家たちの推論だった。
そこで名探偵の偉大な創作者アーサー・コナン・ドイル卿自身が、別の

カメラと印をつけた原版を持って出向いたのである。
少女たちはこの装置を谷間に持って行き、ふたたび妖精の写真を撮ってきた。

写真には、ブーツやとんがり帽子や薄い半透明の羽根をつけた、伝説の小人
たちが写っていた。

コナン・ドイルはこの体験をもとに一冊の本を書き「この惑星に人類と同じ
人口をもつ異なった種類の者が存在し、独自の不思議な方法でその不思議な

生活を営み、人間界とはわずかに異なった振動の世界に住んでいる、という
ことが事実として立証されたなら、どのような結果をもたらすことになるのか

想像もつかない」と結論している。
写真原盤上の物的証拠を見せつけられたコナン・ドイルは、いまだにニュートン

物理学に捕らわれていたので、現象とそれに関わった者の意識との関連には
気がつかなかったのである。

量子力学をすでに知っているわれわれには、心が物質に影響することを独断的に
否定することはできない。

他人にも見えるだけでなく、写真乳剤にも形を表すことのできる心の創造物や
「タルパ」が作れるという可能性も否定できない。

「見ること」を正確に定義することのできる知覚心理学者はひとりもいないだろう
し、脳が一見客観的な感覚として知覚されるパターンを作るという可能性を否定

する人も少ないはずだ。
「実際にはそこにない」ものを、人は見ることができるのである。

幻影が本人にとっては機械的化学的な効果をもつものであるならば、その場に
居合わせた他人が同じ感覚を経験して幻影を目撃するという可能性をアプリオリ

(先天的、超越的)に否定する根拠はない。
人間の脳の両半球は、正常な条件下ではいっしょに機能しているものだ。

左右を接続する脳梁をとおして信号が素早く交換され、知覚は両側で同時に
行われるらしい。

左右の情報交換は、映画フィルムのコマ送りのように行われており、意識的
に知覚するには速すぎるのである。

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