日本にはパリ駅やローマ駅など映画が撮れる駅がなくなった。

      2020/01/28

1原宿駅

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新幹線の駅はまったく絵にならない。
なぜ日本は、公共建築物を奈良の薬師寺や唐招提寺のように

1000年持つように建てないのだろうか。
50年ごとに、駅舎も市役所も作り替えていく。

北海道根室本線にある「新得駅」は西洋風で味のある駅舎
だが、東京の「原宿駅」はとうとう壊されてしまった。

日本最東端の駅は「東根室駅」だが、普通1921年(大正10)
に造られた「根室駅」が有人駅として存在する。

ここの見どころはオホーツク海に沈む夕日の美しさである。
1986年に連城三紀彦原作、神代辰巳監督の「離婚しない女」

が発表された。
根室に住む私設気象予報官の青年、萩原健一が根室の女性

(倍賞千恵子)と釧路に住む女性(倍賞美津子)の二人と
関係を持ち、根室本線に乗って根室ー釧路間を行き来する。

二人とも夫のいる女性で、危険なしのび逢いとなる。
白い雪原を走るジーゼルカーが孤独な人間たちの姿に良く似合う。

2010年の映画にも根室本線が出てくる。
新垣結衣、生田斗真主演、土井裕泰監督の青春映画「ハナミズキ」

二人は釧路の高校に通う。
通学列車のなかで恋が生れた。

青森県の下北半島を走る森林鉄道が出てくる貴重な映画がある。
水上勉原作、内田吐夢監督の「飢餓海峡」1965年作品。

三國連太郎演じる主人公の犬飼太吉は、北海道の岩内町で強盗
殺人事件に関わる。

函館に逃げ、そこから青函連絡船の沈没事故で混乱の極にある
津軽海峡を漁師の舟で渡り、下北半島に辿り着く。

途中仲間二人を殺し、金を一人占めする。
恐山の麓で鉄道が走っているのに行き合い、飛び乗る。

それが森林鉄道。
河内町から湯の川温泉へと走る川内森林鉄道。

川内森林鉄道は1970年に廃線になった。
湯の川温泉は良い湯である。

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