ペーター・ヴォールレーベンというドイツ人の森林管理官。

      2019/10/07

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動物のようには動かず、声も出さないため神秘的存在と
される樹木。

樹木には驚くべき能力と社会性が存在する。
音に反応し、長い時間をかけて移動することもある。

森の中の木の根は地中を広い範囲で広がり、自分の根と
ほかの植物の根、また同じ種類の植物であっても自分の根

とほかの根をしっかり区別するようだ。
それは植物の社会である。

ライバルの植物をも栄養を分けるのは、人間社会と同じく
協力することで、生きやすくなることにある。

複数の木が集まり森が形成され、天変地異から身を守り
バランスのとれた環境を作っていく。

40年前の話し、アフリカのサバンナで観察された出来事である。
キリンは「アカシア」の葉を食べるが、アカシアはキリンが

やってくると、数分以内に葉の中に有毒物質を集める。
キリンは100メートルも離れた別の木の葉を食べ始める。

それほど離れた所までキリンが移動する理由は、アカシアが
警報ガス(エチレン)を発散するからだ。

このような事はどの森でも行われている。
樹木はどんな害虫が自分を脅かしているのかも判断できる。

害虫の唾液で分類するのである。
つまり樹木は「味覚」を持っている。

自分の子孫を残す、受粉は蜜蜂だけに頼る必要はない。
「風」が大きな役割をはたしている。

1本のブナは2年から3年で、少なくとも3万の実を落とす。
ポプラの場合は最大2600万の種をつくる。

木は歩けない。
しかし移動する必要はある。

移動の方法は「世代交代」である。
樹木は種子の期間だけ移動できる。

種子は風にのって飛び立っていく。
ポプラややなぎの種子は何キロも飛ぶことができる。

森が緑色をしているのは、葉には葉緑素があるが葉緑素
には欠陥があり、光に含まれる緑の色範囲を利用できない。

そのため緑色光をそっくり反射してしまう。
この光が私たちの目に届くので、森は緑色に見えるのである。

そして、この森の緑色は私たちをリラックスさせます。
なんとスイスの憲法には「動物、植物およびほかの生体を

扱うときには、その生き物の尊厳を尊重しなければならない」
と記されている。

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