映画「卒業」の主題歌は「サウンド・オブ・サイレンス」。

      2019/09/12

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最近なんとなく気がついた。
山田詠美と「女生徒」や「斜陽」の太宰治の書き方が似ている。

「実は、私はお金自体に、ほとんど興味がない。今は幸いにも
原稿を書くことだけで生活出来ているが、大学時代なんか、自由

になりたいからと格好付けて親の仕送りを断ったせいで、笑っちゃう
くらいの赤貧生活を送った。」

「フランソワーズ・サガンが、あなたにとってお金とは何ですか、と
インタビューされた時、彼女は、雨の日にバス停に並ばなくてすむ

程度のもの、と答えていた。私も同じ質問をされた。私は、こう
答えた。好きな人が困っている時に助けてあげられる便利なもの」

「この間、電車に乗っていた時のことだ。さほど混んでいない車両
の座席に腰を下ろしていた私の目の前には、途中、乗り込んで来た

若い女性の後ろ姿があった。向かいの吊り革につかまり、身を預ける
ような格好でいる。こちらから顔は見えないのだが、かなり気合の

入ったお洒落をしているのが解かる。首筋の中程までで綺麗に巻いた
ボブヘアは、いかにもモード系な漆黒とも言える黒。ライダーズ

ジャケットに超スキニーなパンツをロールアップして、素足に
ハイヒールシューズ。

スタイリッシュなかかとの高さ、その靴底の色で、まぎれもなく
ルブタンだと見て取れる」

「ルブタン」はフランスの靴のブランドでクリスチャン・ルブタン
が作っている。

「ファンキーで格好の良いお年寄りについて書いたが、参考になんか
しなくて良いのです。ただ、感嘆すれば、それでOK。自分よりも

はるかに年上の人に対して、スゴ~い、と感じた時の記憶は、いつ
までも心の片隅に保管され、自分がその年齢に近付いて行った際

いっきに甦り、人生の指針に花を咲かせる筈なのだ」

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