圧縮された言葉と感情の魂である詩が、私たちをなぐさめる。

      2019/06/08

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ポーランドの女性詩人W.シンボルカスの詩「終わりと始まり」
「戦争が終わるたびに 誰かが後片づけをしなければならない

何といっても ひとりでに物事が
それなりに片づいてくれるわけではないのだから

誰かが瓦礫を道端に 押しやらなければならない
死体をいっぱい積んだ 荷車が通れるように」

イエイッ詩集
「人生を完成させるか、仕事を完成させるか
人間の知性は否応なく選ばねばならない。

もし第二の道を選ぶなら、天の宮居を拒み
暗黒のなかで荒れ狂わねばならぬ

つまるところ、どうなる?
うまくいこうといくまいと痕跡は残る・

あの相も変わらぬ困窮が、空っぽの財布が
でなければ、昼間の自惚れと夜の悔恨が」

胡笳の歌 顔真卿の使いして河隴に赴くを送る
「君聞かずや胡笳の声最も悲しきを

紫髯緑眼の胡人吹く 之を吹いて一曲猶お未だ了らざるに
愁殺す 楼蘭征戍の児 涼秋八月 簫関の道

北風吹き断つ 天山の草 崑崙山南 月斜めならんと欲す
胡人 月に向かって胡笳を吹く

胡笳の恨み 将に君を送らんとす 秦山 遥かに望む 隴山の雲
辺城 夜夜 愁夢多し 月に向かう胡笳 誰か聞くを喜ばん」

胡人はペルシャ系のソグド人らしい。
唐という国は多民族的な国家であり、長安は国際都市であった。

「こよひ異装のげん月のした 鶏の黒尾を頭巾にかざり
片刃の太刀をひらめかす 原体村の舞手たちよ」
宮沢賢治「原体剣舞連」

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