池波正太郎の「鬼平犯科帳」45歳の中村吉右衛門でドラマ化。

      2019/05/14

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池波正太郎の「鬼平犯科帳」が書かれたのは1967年から
1989年までで全135話、作者の死去により未完である。

同じ時期に書かれた「仕掛人藤枝梅安」は1972年から
始まり、1990年まで続いた全20篇の連作小説である。

どちらも時代小説として傑作である。
この本を読みだすと止まらなくなるので要注意である。

鬼平犯科帳は書くまでもないが、火付け盗賊をやっつける
江戸の情緒や役者の人間味が細かく描写された話だ。

このドラマは原作の良さや役者の力もあるが、スタッフ
の力もかなり大きい。

このドラマは京都で作られた。
時代劇を制作する上で京都が東京と比べて有利なのは

「匠」たちの存在とロケーションにある。
京都は太秦の撮影所から少し足をのばしただけで豊富な

ロケ地に行けてしまう。
西は保津川、丹波の山々、東は山科を越えて琵琶湖があり

徒歩圏の嵐山や嵯峨野界隈には江戸時代さながらの風情が
薫る空間が数多く存在する。

鬼平には「季節の映像」が登場する。
他の時代劇にはないことだ。

仁和寺の櫻や近江八幡の舟遊び、東福寺の紅葉、降りしきる
雪と屋台の蕎麦屋から立ち昇る湯気。

バックに流れる哀愁あるメロディーはジプシーキングスが
演奏している。

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