インテリジェンス任務を遂行してきた情報機関「モサド」。

      2019/05/11

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周囲を敵に囲まれたイスラエルの情報機関は世界一
困難な任務を遂行してきた。

プロ意識、大胆さ、想像力はテロとの戦いにおいて
世界中の情報機関に多大な影響を与えている。

イスラエルは人口818万人の中規模国家である。
人口の25%はアラブ人であり、ユダヤ人は64万人にすぎない。

イスラエルは敵に囲まれている。
イランのアフマディネジャド元大統領は「イスラエルを地図上

から抹消する」
という公約を掲げ、核兵器と弾道ミサイルの開発を進めた。

ロウハ二大統領になっても続けている。
しかしアメリカはオバマ大統領はイランと融和政策をとった。

2015年4月2日ローザンヌ協議で欧米六か国が核開発枠組みに
合意したが、この枠組みはイランが6104基の遠心分離機を保有

することを認めた。
また地下深くにあるフォルドゥの地下工場でウランを20%まで

濃縮しており原子力発電ならば5%、90%まで濃縮すると広島型
原爆を作ることができる。

枠組みでは核爆弾一発分の濃縮ウランをニ~三カ月生産できる
能力を、最低一年に延ばし10年間はこの状態を続ける合意をした。

当時アメリカはイランに大幅な譲歩をした。
それは「イスラム国(IS)」との戦いで、アメリカがイランの

協力を必要とするからである。
スンニ派のISはシーア派のイランを壊滅しなければイスラム革命

はできないと考えていた。
アメリカは、敵の敵は味方という論理でイランに接近した。

ロシアとイスラエルの関係はそもそも悪くはなかった。
ソ連時代親イスラエルということではなく、反イギリス帝国主義

という観点でシオニズムを支持しイスラエル建国も賛同した。
その後多々の偶然の要素によりロシアはアラブ諸国を支持した。

しかしロシア人はアラブ人よりユダヤ人のほうが波長が合う。
「モサド」に重要な決まりは、教養、時間、人間が一番大切、神

これらが共通文化である。

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