高度な自律性を持つAIを出現させると意識や責任に直面する。

      2019/03/21

1いざなみ

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2015年以前にはAI、例えば無人運転自動車などは、さほど
話題にのぼることはなかった。

今後理工系の人間の役割ははっきりしており、科学技術の
の分野で、多くの実りが得られると予想している。

アメリカの発明家・未来予測家のレイ・カーツワイルは
「GNR革命」が21世紀の社会に劇的な変化をもたらすと言う。

Gは遺伝子工学、Nはナノテク、Rはロボット工学である。
理工系の人間の為すべき仕事は激増する。

反面、人文科学は凋落をたどっていく。
哲学や文学、歴史、美術などが人文科学で政治、経済、経営

法律は社会科学である。
凋落するのは、答えがはっきりしており、これらは学問が進化

していないからだ。
世界の人々の生活を良くしない経済学や司法試験合格では食べて

いけない法学など。
大学に入ってこのようなことに時間をかけても無駄である。

スウェーデン生れの哲学者で、オックスフォード大学教授の
ニック・ボストロムが、AIが人類の知性を遥かに超えた時に

人類にどのような破滅的結果がもたらされるかを「超知性」という
本にまとめている。

本書では「AIは人間の知性を超えられるか」というテーマを
取りあげている。

これは技術的な問題だけでなく、哲学的な問題でもある。
我々は現在知性がそもそも何であるのか定式化できないため

人間の知能と同じようなAIを作れないでいる。
知性をめぐる議論には哲学的な思索が欠かせない。

AIは人間がプログラミングした通りにしか動かない。
この問題は人文科学を専門に習得した人間しか解決できない。

しかし学者では駄目であり、ビジネスにならねば意味が無い。

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