「量子論」は自然のルールの集合だが、危険性のエキスが孕む。

      2019/01/23

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ハイゼンベルクは「量子力学はわれわれの経験を超越する
ばかりでなく、思考をもとびこえている」と説明した。

ド・ブロイの発言は「量子と存在は同義語である」というもの。
量子力学は哲学の終結地である。

量子とはパンの中の小麦粉のようなものである。
事態の本質はその中心にせまれば、せまるほど明らかになり

デモクリトスは「アトム」を予想し、ライプニッツは「モナド」
を予想した。

それ以上は考えない、最小単位をあらわしていた。
湯川秀樹は「ゆるい因果律という言葉」が必要になる、と言った。

科学を空想するなどということは、成立しえない。
空想科学小説があったとしても、そこで科学が空想されたこと

にはならない。
ケプラーがSFの泰斗であり、ニュートンが錬金術師であったのも

このことがうかがえる。
「フランケンシュタイン」は1818年の作品であり、デフォーの

「ロビンソン・クルーソー」は1719年で、「ガリバー旅行記」は
1726年の作品である。

月は太陽のさなぎである、これはルイ・ブラッドベリの月。
ありゃあニッケルメッキですぜ、と言ったのは稲垣足穂。

オスカーワイルドは「月は死んだ女子」だ。
われわれは、本当の重力(重力質量)とみせかけの重量(慣性重量)

は見分けがつかない。
慣性力は重力に起源している、と言ったのはアインシュタイン。

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