「舌禍」とは戦後の歴史の正体であり、人間の性である。
2018/11/26
人間には言葉がある。
その言葉は時に歴史を生みだし、社会を揺るがしてきた。
「私はこの際、日本は思い切って世界で一番いい言語
一番美しい言語をとって、そのまま、国語に採用しては
どうかと考えている」。
1946年4月1日改造志賀直哉の発言
この文章の後には「それはフランス語が最もよいのでは
ないかと思う」と続く。
志賀直哉は小説家の発言であり、具体性はないが1946年
3月GHQの後押しで米国教育使節団が来日。
彼らは学校教育のおける漢字の弊害とローマ字の利便性を
打ち出した。
蓮見重彦はフランス文学者の立場から志賀を擁護し、丸谷才一
はこれを厳しく批判した。
読売新聞も漢字廃止の社説を掲載した。
「志賀直哉」はフランス語で小説が書けるのだろうか。
「奥羽は熊襲の産地。文化程度も極めて低い」
と言ったのはサントリーの佐治敬三社長。
1988年2月22日の発言で、今は想像もできないがこの時代
首都機能移転が注目され、大阪人である佐治は大坂移転
を主張するあまり、「仙台移転など考える奴はアホだ」
とやり先の発言となった。
この人のアホなところは、熊襲は九州存在し奥羽は蝦夷で
あることも知らないことであった。
不買運動が起きて仙台からサントリー製品は消えた。
この影響は今でもあり楽天球場ではサントリービールは売らない。