「セクシュアリティ」は欲望の本性で文化、歴史に帰属する。

      2018/10/29

美女6

5樹木希林

セクシュアリティは性をめぐる人間のあらゆる心的活動
に影響を与える重要な概念である。

セクシュアリティをめぐる人間の心的活動は決して調和的
で安定した道をたどることはなく、むしろそこに不安や

場合によっては逸脱を引き起こす関係になり、男女の
すれ違いも同じで、小説の基盤になってきた。

「背中の反り」
背中のくぼみは古代から心をゆさぶる部位であった。

神の腰のくびれは魅惑的でランボーは「太陽と肉体」で
背中の反りの官能性をたたえて「驚くほど美しいキプロス

(アフロディーテ)が歩いていく。まばゆいほどの腰の
丸みを反らしながら」

デヴィッド・リンチ監督はクレージーホースのダンサーに
クリスチャン・ルブタンがデザインした目がくらむような

パンプスを履かせて写真を撮った。
女性である前に背中の反りが重要である。

「ハイヒール」
スティレットは60年前にイタリアで生れた10CM以上の

ヒールの名称である。
以来フェラガモ、ルブタン、ロジェ・ヴィヴィエといった

クリエーターのファりックな想像力を燃え上がらせ
マドンナもオーダーメイドのヒールを誂えた。

「ロリータ」
1955年にウラジーミル・ナヴォコフが小説「ロリータ」を

書いたとき、ロリータが熟年の男の欲望を脅迫的なまでに
呼び覚まし、思春期の少女の典型を指す言葉として生まれる

とはナボコフ自身想像しなかったであろう。
10年後にはロリータと名付ける親はいなくなった。

「リビドー」
リビドーはラテン語である。

欲望という意味を持つ。
19世紀の学者たちがこの語を復活させた。

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