老年行動学と動物行動学の違いと不可解なところ。

      2018/10/13

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人間の成長と老化の速度は一定ではありません。
人の知能は、身体の衰えに比例して弱っていく

訳でありません。
人には年をとっても伸び続ける「結晶知能」という

ものがあります。
成長と老化は裏表です。

暦年齢(実年齢)の転換点は20代前半で暦年齢と主観年齢
の差は、30代代男性で2~3歳、女性で3~4歳です。

40歳以上は性差があまりなく60代から70代が6~7歳と
年齢が上がるほど大きくなります。

人間は自分の年齢を暦ではなく主観でとらえていて、主観年齢に
沿って行動するために、他者がみるより若い行動をとります。

シルバービジネスがうまくいかないのも、ターゲットである
主観年齢が老人ではないからです。

過去の事は現在に近いことほど思い出します。
例外はエピソード記憶のうち、自分の人生に関する「自伝的記憶」

だけは、20代をピークに青春時代のことを良く思い出すのです。
これを「レミニッセンス・バンプ」と呼びます。

老人も中年にも存在します。
ふだんから頭を使っている人ほど脳損傷の場合ダメージが小さい。

これは普段から認知機能を活発に使うことで認知機能に予備力が
備わり、これを「コグニティーリザーブ」と言います。

老人になってたんぱく質が不足すると筋肉が減少しだし、これが
進むとサルコペニア(筋肉減少症)に陥ります。

男性のほうがこれが目立ち、サルコペニアになると幸福感が
女性に比べて著しく低下し、意欲が低下します。

肉を食べて歩くことが対策になります。

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