人生は個人の物だが、人間が思想した事は深淵な意味を持つ。

      2018/04/28

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ルソーによる「啓蒙思想」は人間の理性による思考の
普遍性と不変性を主張する考え方のことです。

「啓蒙」とは「蒙(くら)きを啓(あき)らむ」ことなのです。
人間本来の理性の自立を促す意味を持ちます。

17世紀後半にイギリスで興り、18世紀にヨーロッパにおいて
主流となりました。

そして、18世紀にはフランス革命に影響を与えることと
なります。

16世紀の「宗教改革」が啓蒙思想を興す、原動力と
なった訳です。

イギリスでは「トマス・ホッブス」や「ジョン・ロック」が展開した
認識論や道徳哲学、社会契約的な政治思想がイギリスや西欧において

啓蒙思想をスタートさせることになりました。
ジョン・ロックの思想は古典派経済学の「アダム・スミス」にも

影響を与えることとなります。
アダム・スミスは1723年6月5日スコットランド生れの経済学者です。

18世紀のイギリス社会は産業革命以降、政治の民主化や経済の発展
の、もとにありましたが格差や貧困、財政難と戦争という社会問題

を抱えた時代でした。
アダム・スミスが「国富論」を発表したのは、1776年彼が53歳の時です。

国富論のもとの本の名前は「諸国民の富の性質と原因の研究」です。
この本の内容は、産業革命以降の経済学について記述されています。

この著書の中の有名な言葉
「見えざる手」は本書の概念として言及されますが、その背後にある

思想は、人々がその欲求と窮乏の追求を通して無意識的に自らの国を
発展させるであろう、というものです。

アダム・スミスが死去したのは、1790年でした。
それから、40年ほど経って1883年6月5日「メイナード・ケインズ」が

イングランドで生れます。
「雇用・利子および貨幣の一般理論」が発表されたのは1935年でした。

後にアメリカ合衆国大統領「フランクリン・ルーズベルト」による
ニューディール政策(1933年~1936年)の基本的理論となりました。

しかし、1939年9月に第二次世界大戦が勃発してしまいます。

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