「懐石」と会席料理のちがい。

      2017/10/26

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懐石料理の「懐石」とは懐に石を入れるという
意味です。

禅宗の僧侶が空腹を一時的に忘れるため、温石を
懐に入れて胃を温めたという故事からきています。

修行中の禅僧は昼以降、食事を摂ることが許されて
いないため寒さと空腹をしのごうとした訳です。

「老子」にも「徳経」は被褐懐玉の玉を石に置き
かえたという説があります。

懐石を弁当にしたものは「天心」です。
松花堂弁当はこの一つです。

懐石は一汁三菜(二菜)であって、三菜は刺身(向付)
煮物椀と焼き物です。

そして懐石は茶道においても、繋がりを持ち茶事の席上で
空腹のまま強いお茶を飲むことをせず、おいしくお茶を

味わうため、軽食や和食コースを食べることをも意味する
ことになったわけです。

茶道においては、この料理は「会席」料理と呼ばれます。
会席料理ではご飯と汁物は最後に出されます。

そして会席ではお酒がでます。
本来、懐石料理という言葉はダブりで懐石が正しい。

しかし、現在旅館などで出される懐石は延々と10品も
出されたりするので、私は敬遠します。

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