金子みすゞ編、「琅仠集」を楽しむ。

      2017/07/31

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金子みすゞが、この「ろうかん集」をつくり始めたのは、
大正13年4月あたりからである。

現在、私が読んでいるのはJULA出版局から出された本です。
金子みすゞの師匠は「西條八十」です。

「きみが名」
草にねて けふもかぞへぬ、なつかしき君が名を。
いくたびか 指を折りて いやしげく 恋ひしさまさる
朗らけき君が名よ いとほしき君が名よ。

西條八十作ー巴里にてー

「お友だち」
よこを向いてるお友だち、ほ々のやはらかい細い毛が
白く光ってる。
思わずさはりたくなる。

設楽はる作(赤いとり)

「いたち」
あかい手拭、あねさまかぶり、鼬(いたち)見つけた。
ちらりと見えた。

北原白秋作(赤い鳥)

「小景異情」
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたうもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

室生犀星作

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